近畿大学との共同プロジェクト

「贈る相手への想い」を可視化する、香りのデジタル・カウンセリング香りのプレゼント選びをサポートする「体験型アプリ」の開発

取り組みの背景・歩み

「心地よい目覚めのための、起承転結な毎日を」というミッションを掲げ、白檀がもたらす多幸感を探求し続けるByakuLLC。私たちが次なる課題として向き合ったのは、形のない「香り」を大切な人へ贈る際の、“選び方の難しさ”でした。

この問いに対し、実学教育を掲げる近畿大学経営学部の布施匡章ゼミと、ビジネスコンテスト(KINDAIビジコン)を通じて共創を開始。学生たちの瑞々しい感性と、Byakuが大切にする「背景にある物語を届ける」姿勢が共鳴し、デジタルの力で贈り主の心を可視化する新たな体験づくりへと歩みを進めました。

感性とデジタルの融合「プレゼントシート」

本プロジェクトでは、店頭での心理的なハードルを解消するため、iPadを活用したカウンセリングアプリ「プレゼントシート」を開発しました。

キーワードから導く「最適な香り」
「相手のイメージ」や「伝えたい言葉」を直感的に選択することで、膨大な香りの選択肢の中から、その瞬間の想いに最もふさわしい白檀の香りを導き出します。単なる商品選びではない、相手を深く想う時間をデザインしました。

想いを添えるデジタル・メッセージカード
アプリ内で選択したキーワードは、QRコード化されたデジタルメッセージカードとして保存可能です。香りを贈るという行為に、「なぜこの香りを選んだのか」という文脈を添えることで、ギフトの価値を情緒的な体験へと昇華させました。

贈る体験の文脈を編む、香りのリテールDX

近畿大学との共同開発により、Byakuのオーガニックミストは「モノ」としての製品から、贈り主の「心」を伝えるメディアへと進化しました。このデジタルカウンセリングの知見をもとに、法人様へ向けて顧客体験(CX)を向上させる新たなソリューションをご提案しています。

百貨店・リテール・セレクトショップ向け
専門知識を補完し、お客様一人ひとりに寄り添ったパーソナルな接客を実現するツールとして

ギフト・ブライダル事業向け
贈り主の「選ぶ苦労」を「楽しさ」に変え、付加価値の高いパーソナライズギフトの提案として

イベント・ポップアップ運営向け
デジタルとリアルを融合させ、滞在時間の延長やブランドへの深い理解を促す体験型コンテンツとして

プロジェクトチームメンバーのひとこと

近畿大学 経営学部 商学科 4年 井上 璃乃 様

ビジネスコンテストで優勝した企画の実用化をめざす中で、「プレゼント用に香りを選ぶのが難しい」というお客様の切実な声に気づきました。開発にあたっては、ユーザー視点を常に意識しましたが、それをデザインで表現することの難しさを実感しました。一つひとつの選択に意味を持たせ、より良い「贈る体験」を届けられるよう、これからも取り組んでいきたいです。

近畿大学 経営学部 教授 布施 匡章 様

Byaku様と共同開発した、弊ゼミ生デザインの「ギフト診断チャート」。2024年度ビジコンの成果として形になったこの取り組みは、ジェイアール京都伊勢丹のイベントにて多くのお客様に体験される運びとなりました。

また大阪・関西万博の京都出展では、学生が商品の魅力を自らの言葉で伝えるという、授業では得難い貴重な学びの場を経験いたしました。

こうした経験は、学生たちに自分以外の視点を持つ大切さを気づかせ、デザイナーという職業への向き合い方を一変させる契機となったと確信しています。

櫻井様のものづくりに対する妥協のない姿勢を間近で拝見し、その真摯さに触れたことが、学生たちの飛躍的な成長に繋がりました。

本当に感謝しております。今後ともよろしくお願いします。